Webデザイナー・エンジニアのITスキルを強みにした技術系ブログ構築

日差しの入るリビングでコーヒーを傍らに置き、安心した笑顔でパソコンに向かって作業をしている主婦の姿 副業

2024年11月に「フリーランス新法」が施行され、主婦が在宅ワークを始める際の未払いトラブルなどが法律で防げるようになりました。安心な環境が整った今、未経験からWebデザイン副業で最初の案件を獲得するために最も確実な武器となる「技術系ブログ」の作り方と活用法を解説します。

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こんにちは。主婦のための在宅ワークやさしく解説係の、福田みどりです。

家事や育児の合間に、「お家でできるお仕事をして、家計の足しにしたいな」と考える方が増えていますね。

中でもWebデザインやプログラミングは、パソコンひとつで始められる人気の副業です。

ただ、いざ勉強を始めても「どうやって最初のお仕事をもらえばいいの?」「騙されたり、お金を払ってもらえなかったりしないかな?」と不安に思う方は少なくありません。

そこで今回は、2024年秋に施行されたばかりの新しい法律のニュースを交えながら、未経験のあなたが安全に案件を獲得するための強力な味方、「技術系ブログ」の作り方についてお話ししていきますね。

2024年11月施行の「フリーランス新法」とは?主婦の在宅ワークが守られるニュースの背景

まず、副業を考えるすべての主婦の方に知っていただきたい、とても重要で嬉しいニュースがあります。

2024年11月1日に、「フリーランス・事業者間取引適正化等法(通称:フリーランス新法)」という新しい法律が施行されました。

これは、会社に属さずに個人でお仕事を受ける人(フリーランスや副業ワーカー)を、不当な扱いやトラブルから守るための法律です。

これまでは、発注する企業側と受ける個人側の立場に大きな差があり、弱い立場である個人が泣き寝入りしてしまうケースが問題になっていました。

たとえば、「メールや口約束だけでお仕事を頼まれてしまい、後になって言っていた金額と違うと言われた」というケースです。

ほかにも、「納品したのに何か月もお金が振り込まれない」「最初の約束にはなかった大幅な作り直しを、無料で何度も要求される」といったトラブルが、ニュースでもたびたび取り上げられてきました。

初めて在宅ワークをする主婦の方にとって、こういったトラブルは一番怖いですよね。

しかし、このフリーランス新法が施行されたことで、状況は大きく変わりました。

お仕事を依頼する企業側には、業務の内容や報酬の金額、支払いの期日などを「書面やメール等で明確に提示すること」が義務付けられたのです。

さらに、成果物を納品した日から「60日以内」に必ず報酬を支払わなければならないというルールも厳格化されました。

これにより、子育ての合間にスキマ時間で副業をする主婦の方も、法律によってしっかりと守られるようになりました。

「せっかく頑張って作ったのに、お金がもらえなかったらどうしよう」という不安が減り、安心して在宅ワークに挑戦できる土台が国によって整えられたと言えます。

これは、これからWebデザインなどの副業を始めようとしているあなたにとって、とても大きな追い風となるニュースですね。


データで見る副業の現状:なぜ今、Webデザインが人気なのか

法律の後押しもあり、フリーランスや副業として働く人の数は年々増加しています。

大手クラウドソーシングサービスのランサーズが発表した「新・フリーランス実態調査」などを見ても、日本のフリーランス経済規模は拡大を続けています。

とくに、会社員として働きながら、あるいは主婦業の傍らで副業をスタートする人が非常に増えているのが最近の大きな特徴です。

では、数ある在宅ワークの中で、なぜWebデザインやIT系のスキルがこれほどまでに注目されているのでしょうか。

一番の理由は、「手に職をつけることで、ライフスタイルが変わっても働き続けられるから」です。

シール貼りやデータ入力のような単純作業は、たしかにすぐに始められますが、単価が上がりにくく、時間と体力を削ってしまいがちです。

一方でWebデザインのスキルは、一度身につけてしまえば、カフェでも旅行先でも、パソコンとインターネットさえあればお仕事ができます。

子どもが急に熱を出して幼稚園を休んだ日でも、自分でスケジュールを調整しながら納期に間に合わせることができるのは、主婦にとって大きな魅力ですよね。

また、企業のWebサイト更新や、個人事業主のチラシ作りなど、「インターネットを使って集客したい」という需要は世の中に溢れています。

世の中のすべてのお店やサービスがインターネット上にお引越しをしているような状態ですから、そのお店の看板や内装を作れるWebデザイナーのお仕事はなくならないのです。

※画像はAIによるイメージ

未経験からの挑戦!現実的な収入の目安と安全な案件の選び方

とはいえ、「Webデザインをやれば誰でもすぐに大金持ちになれる!」といった怪しい広告には気をつけてくださいね。

SNSを見ていると、「スマホをポチポチするだけで月収100万円!」とか、「未経験から1か月でフリーランスとして独立してタワマン生活!」といったキラキラした発信を目にすることがあるかもしれません。

しかし、私が調べて確かめてきた現実の相場は、もっと地道で堅実なものです。

未経験から勉強を始めて、最初に目指すべき現実的な収入の目安は以下のようになります。
(※これらはあくまで一般的な相場であり、案件によって異なります)

  • バナーやSNS画像の作成: 1件あたり数千円。月に数件こなして月1万円〜3万円程度。
  • 簡単なWebページのコーディング(組み立て): 1件あたり1万円〜3万円。月に2件ほどこなして月3万円〜5万円程度。
  • WordPressの構築やカスタマイズ: 1件あたり5万円〜。月に1件受注して月5万円程度。

ご覧の通り、いきなり何十万円も稼げるわけではありません。

最初は「月3万円」を目標にして、スーパーのパート代と同じくらいを在宅で稼げるようになることを目指すのが、一番挫折しないペースです。

また、お仕事を探すときは、安全な案件をしっかり見極める目を持つことが大切です。

【要注意!怪しい案件の見分け方】

  • 「登録料」や「高額な教材費」を最初に支払わせようとする
  • 仕事の内容が具体的に書かれておらず、「誰でも簡単に稼げる」とだけアピールしている
  • クラウドソーシングのサイトを通さず、すぐにLINE等の外部アプリに誘導してくる

フリーランス新法ができたとはいえ、最初から悪意を持って近づいてくる詐欺まがいの案件には、法律も完全には対応しきれません。

「うまい話には裏がある」という主婦の直感を信じて、しっかりとした契約書や条件提示をしてくれる誠実なクライアントを選ぶようにしましょう。


スキルを証明する最強の武器「技術系ブログ」の作り方とメリット

さて、ここからが本題です。
法律に守られた安全な環境でお仕事を探すとしても、未経験のあなたが「私にデザインの仕事をさせてください!」と言って、すぐに依頼をもらえるでしょうか。

残念ながら、クラウドソーシングなどのサイトにはライバルがたくさんいます。

「HTMLとCSSの勉強を3か月頑張りました!」と文章で自己アピールしても、依頼する側からすると「本当にできるのかな?」と不安になってしまいます。

口約束だけでは信用してもらえないのは、どんな世界でも同じですよね。

そこで私が強くおすすめするのが、ご自身の「技術系ブログ」を作ることです。

技術系ブログとは、あなたが学んだWebの知識や、実際に作ったデザイン、パソコンの操作でつまずいたことなどを記録していく日記のようなものです。

このブログ自体が、あなたの実力を証明する「動く名刺(ポートフォリオ)」になります。

ブログを作るなら、アメーバブログなどの無料サービスではなく、「WordPress(ワードプレス)」というシステムを使って、ご自身のオリジナル(独自ドメイン)で立ち上げるのがポイントです。

【WordPressブログがスキルの証明になる理由】

  • サーバーを借りる・ドメインをとる技術があることの証明になる
  • WordPressの初期設定ができることの証明になる
  • デザインのテンプレートを自分なりにカスタマイズできることの証明になる

例えるなら、無料ブログは「家具付きの賃貸アパート」を借りるようなものです。手軽ですが、家の構造を変えることはできません。

一方のWordPressは、「自分で土地(サーバー)を借りて、住所(ドメイン)を決め、家(ブログ)を建てる」ような作業です。

これを一人でやり遂げたという事実だけで、「この人はWebの基礎知識があり、自力でシステムを構築できる力があるんだな」と、企業側に安心してもらえるのです。


初心者だからこそ書ける!未来のお客さまに響くブログ記事のアイデア

「でも、プロのエンジニアでもない私が、技術のことなんて書いても誰も読まないんじゃ…」と心配になるかもしれませんね。

大丈夫です、高度な専門知識や、誰も知らない最新のプログラミング技術を書く必要はまったくありません。

むしろ、初心者だからこそ書ける「つまずき」や「失敗」の記録にこそ、大きな価値があるんですよ。

未来のお客さま(お仕事を依頼してくれる人)は、あなたのブログから「どんな人柄なのか」「問題が起きた時にどう対処する人なのか」を見ています。

具体的には、次のようなテーマで記事を書いてみましょう。

エラー解決の「泥臭いプロセス」

パソコンで作業をしていると、「画像がどうしても真ん中にこない」「画面が急に真っ白になってしまった」といったエラーに必ず遭遇しますよね。

そんな時、あなたがどうやって検索して、どのサイトを参考にして、最終的にどうやって解決したのか。そのプロセスをブログに書くのです。

料理に例えるなら、「三ツ星レストランの完璧なレシピ」よりも、「焦がしてしまった肉じゃがを、どうやって美味しいカレーにリメイクしたか」という工夫の過程のほうが、親近感が湧きますし、参考になりますよね。

「この人は、わからないことがあっても途中で投げ出さず、自分で調べて解決できる力(自走力)がある人だ」と、クライアントの信頼に直結します。

学習の「ロードマップ」と等身大の記録

あなたが未経験から何を学び、どの本を読み、どのYouTube動画を参考にしたのか。
その道のりをありのままに記録した「学習のロードマップ」も、素晴らしいコンテンツです。

「今日は子どもがお昼寝している間の40分だけ、このテキストを進めました」といった等身大の言葉で構いません。

丁寧な言葉遣いや、コツコツと努力を続ける姿勢が文章から伝われば、「この人にお仕事を頼めば、きっと丁寧に対応してくれそうだな」と感じてもらうことができます。

※画像はAIによるイメージ

作って終わりにしない!ブログを使った効果的な営業・案件獲得プロセス

せっかく素敵な技術系ブログができても、誰にも見てもらえなければお仕事には繋がりません。

ブログを武器にして、実際に案件を獲得するための具体的なステップをお伝えしますね。

クラウドソーシングの提案文にURLを添える

「クラウドワークス」や「ランサーズ」で、初心者向けのバナー作成やコーディングの案件に応募する際、提案文(メッセージ)の書き方が勝負になります。

「実績はありませんが、一生懸命頑張ります!」とだけ書くのはもったいないです。

代わりに、「現在Webデザインを学習中で、これまでの学習記録や作成したコードをこちらのブログ(URL)にまとめております。WordPressの構築も自力で行いましたので、ぜひご覧ください」と添えてみてください。

これだけで、何も実績を見せない他のライバルたちから一歩も二歩も抜け出すことができます。
発注する側も、「なるほど、このレベルまではできる人なんだな」と判断しやすくなり、安心してお仕事を任せられるようになります。

SNS(XやInstagram)で日々の学びを発信する

X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSを活用するのも非常に効果的です。

「#Webデザイン勉強中」「#主婦の副業」といったハッシュタグをつけて、ブログを更新したことや、今日学んだことを発信していきましょう。

実は、Xの中には「ちょっとしたホームページの修正をお願いしたいけれど、制作会社に頼むほど予算がない」と悩んでいる個人の事業主さんや小さな会社がたくさんいます。

あなたが日頃から、エラーに向き合いながらも真摯にデザインを学ぶ姿勢を発信していれば、「この人なら、うちの簡単な修正もお願いできるかも」と、ダイレクトメッセージでお仕事の相談が来ることも珍しくありません。

ブログという「母艦」を持ち、SNSという「小舟」で海にアピールしていくイメージですね。


【考察】AIツール全盛期に、私たちが選ばれる人材になるために

ここからは、IT業界の動向を調べてきた私なりの「考察」と、これからの見通しについて少しお話しさせてくださいね。

最近のニュースを見ていると、ChatGPT(チャットジーピーティー)や画像生成AIなどのAI技術が、ものすごいスピードで進化しているのを実感します。

「こんなWebサイトのデザインを作って」とAIに指示を出せば、数秒でプロ顔負けのデザイン案を出してくれたり、HTMLのコードを自動で書いてくれたりする時代になりました。

「そんなにAIが賢くなったら、私たちが今からWebデザインを勉強しても意味がないんじゃないの?仕事が奪われるのでは?」と不安に思う方も多いでしょう。

たしかに、「ただ言われた通りにコードを書くだけの作業」や「パズルのように画像を配置するだけの単純作業」は、今後ますますAIに取って代わられていくと考えられます。

では、人間のWebデザイナーやエンジニアの存在価値はどこにあるのでしょうか。

個人的には、「お客さまの心の中にあるフワッとした悩みを汲み取り、言語化してあげるコミュニケーション能力」にこそ、人間の最大の価値があると考えています。

たとえば、カフェのオーナーさんが「もっと売上を伸ばすためにホームページを変えたい」と言ったとします。

AIは「売上を伸ばすデザイン」を瞬時に作れますが、オーナーさんの「本当はこういうお客さんに来てほしい」「こんなあたたかい雰囲気のお店にしたい」という言葉の裏にある想いを、会話の中から引き出すことはできません。

相手の立場に立って共感し、「それなら、こういう見せ方にしませんか?」と優しく提案して伴走する力。これは、血の通った人間にしかできない仕事です。

そして、この「相手にわかりやすく伝える力」や「自分の考えを言語化する力」を鍛えるために最適な練習場が、他でもない「技術系ブログ」なのです。

ブログで記事を書くことは、画面の向こうにいる読者の悩みを想像し、わかりやすい言葉で解決策をプレゼントする作業です。

コードを書く技術(ハードスキル)だけでなく、発信力や人間味(ソフトスキル)をブログを通じて磨いていくこと。

それこそが、AI時代に価格競争に巻き込まれず、「あなただからお願いしたい」と選ばれ続ける人材になるための、一番の近道だと私は確信しています。


まとめ

2024年秋のフリーランス新法施行により、主婦の方が在宅ワークを始める際の法的な守りはかつてなく強くなりました。

未経験からWebデザイナーやエンジニアの副業を始めるなら、「技術系ブログ」の構築は最も効果的で、コストパフォーマンスの高い自己投資になります。

まずはWordPressで自分だけのお城を立ち上げ、学習の過程や小さな失敗の解決策を、あなた自身の言葉で記録していきましょう。

それが世界に一つだけの強力なポートフォリオとなり、クラウドソーシングやSNSでの案件獲得を強力に後押ししてくれます。

最初から完璧を目指す必要はまったくありません。
家事や育児の合間に、1日1歩でも前に進んだ記録を残していくことから、あなたの在宅ワークの道は確実に開けていきますよ。自分のペースで、できることから始めてみましょう。


よくある質問

Q. 本当に初心者でパソコンも苦手ですが、何から勉強すればいいですか?

まずは「Progate(プロゲート)」や「ドットインストール」などの、初心者向けオンライン学習サイトで、HTMLとCSSの基礎に触れてみるのがおすすめです。ゲーム感覚で進められる無料のカリキュラムも多いので、自分に合っているか、まずは気軽に試してみてくださいね。

Q. ブログのサーバー代など、初期費用はおいくらくらいかかりますか?

WordPressでブログを運営する場合、レンタルサーバー代として月に1,000円〜1,500円程度の維持費がかかります。「エックスサーバー」や「ConoHa WING(コノハウィング)」などが、初心者向けの簡単な設定機能を用意していて人気です。この月に千円ちょっとの費用は、「信頼を得てお仕事をもらうための必要経費(店舗の家賃のようなもの)」と考えてみてくださいね。

Q. 本業の会社や、夫の扶養の範囲内で副業できますか?

会社員の方であれば、まずはご自身の会社の就業規則を確認することが大前提です。

また、主婦の方の場合、副業で得た「所得(売上から経費を引いた金額)」が年間48万円を超えると、ご主人の扶養から外れる可能性があります。

会社員の方でも、副業所得が年間20万円を超えると確定申告が必要になります。税金や扶養のルールは複雑ですので、お住まいの自治体や税務署の情報を確認しながら、無理のない範囲で進めていきましょう。

福田 みどり

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